マンション化社会の専門家
マンションとは
マンション管理士をめざすなら、マンションの知識はなくてはなりません。そこで、まずはマンションについていろいろと考えてみましょう。
日本では一般的に賃貸の集合住宅をアパートといい、それよりも規模が大きく豪華な分譲の集合住宅をマンションと呼びます。賃貸と分譲では、建物の所有者が違います。賃貸の集合住宅では建物の所有者は1人です。
ですが、主に分譲の集合住宅であるマンションには、一戸ごとに所有者がいます。ひとつの建物にたくさんの所有者がいることになります。
マンションの歴史
建築基準法では、集合住宅は「長屋」と「共同住宅」に大きく分類されています。「長屋」はテラスハウスなどと呼ばれる集合住宅に、「共同住宅」は今のアパートやマンションにあたります。
現在のアパートやマンションのような住宅は、農村部から都市部への人口の流入が激しくなりつつあった、明治末期ころに出現してきたと言われています。鉄筋コンクリートの共同住宅が初めて造られたのが1916年で三菱鉱業の炭鉱住宅でした。
1923年9月1日に関東地方の広い範囲に大きな被害をもたらした関東大震災が起こりました。この地震と二次災害で、60万棟以上の建物が崩壊したと言われています。
そのため、復興事業の義捐金をもとにして「財団法人同潤会」が設立され、被災者のために鉄筋コンクリート造のアパート「同潤会アパート」が建設されました。
そして、財団法人同潤会は、1941年に住宅営団に業務を引き継ぐまで、集合住宅団地供給の母体として活動していくのです。